COLOR STORY

それぞれの色にはそれぞれのストーリーがあります。

下記にてそれぞれの色についてお話しさせて頂きます。

NATUTAL

この色は、染めていません。綿花が本来持つ、その年だけの“素の色”。
収穫された年、育った畑、その年の気候。条件が少し違うだけで、綿の色はわずかに変わります。
だから同じNATURALは、二度と生まれません。

このNATURALは、糸や生地に加工を施していないため、着用や洗濯によって、生地は大きく動きます。
最初の数回で起こる、はっきりとした縮み。わずかなねじれや歪み。

それらは欠点ではなく、この素材が本来持つ性質です。

形を固定し、変化を抑えることもできました。それでもSOUBIは、あえてそうしませんでした。
理由はひとつ、時間の中で完成していく一着を、作りたかったからです。

着る人の身体に合わせて、生地が落ち着いていく。洗いを重ねるほどに、色は少しずつ白へと近づいていく。
その過程すべてが、このNATURALの表情です。それは劣化ではなく、私たちSOUBIが考える「経年美化」。

新品が完成形ではない。着続けた、その先に現れる、その人だけのNATURAL。
あなたの生活が、この一着の色と形を決めていきます。
世界に一着だけのNATURALへ。
どうか、時間をかけて、育ててください。

WHITE

このWHITEは、ただ「白く見せる」ための色ではありません。

SOUBIが目指したのは、
絶対に透けないこと。
頼りなくならないこと。
そして、時間に耐えること。

高密度に編み上げたMEGA WEAVE天竺。
製品後に、晒し加工を施しています。
加工の工程では、およそ80℃前後の熱湯に入ります。

その結果、このWHITEは洗濯を重ねても、大きく縮むことはほとんどありません。
形は安定し、着る人の生活に、静かに寄り添い続けます。
これは偶然ではなく、最初からそう設計した白です。

白は、弱い。透けやすく、頼りなくなりやすい。
その常識に対して、MEGA WEAVE天竺は真正面から応えます。
白でありながら、輪郭を失わず、存在感を保ち続ける。

汚れや変化を恐れて、白を“消耗品”として扱ってきたこれまでの常識に、静かに反旗を翻すためのWHITE。

着るほどに、生地は締まり、白は研ぎ澄まされていく。
それは薄れていく白ではなく、積み重なった時間を内包した白。

何も足さない。何も引かない。
あなたの生活の中で、ただそこに在り続けるためのWHITEです。

BLACK

SOUBIのBLACKは、生地を縫製した製品の状態で反応染めを行っています。

先に形を完成させ、その後に染める。
この工程によって、縫い代、生地の重なり、編みの密度差までもがそのまま色として現れます。

16oz MEGA WEAVE天竺は、糸量が多く、密度が高い。
反応染料は繊維の奥深くまで入り込み、軽さではなく、重さと輪郭を伴った黒を生み出します。

新品時の黒は、マットで、沈み、主張しません。

洗濯と着用を重ねることで、表面の毛羽が自然に落ち着き、黒はわずかに表情を変えていきます。

それは急激な色落ちではなく、生地が締まり、時間が沈殿した結果として現れる変化。

均一ではない。だからこそ、個体差がある。
それは欠点ではなく、製品後染めという工程が残した痕跡です。

装飾も、演出も、余計な加工も足さない。

工程と素材だけで成立させた、SOUBIの「BLACK」です。

本藍 淡 (天然藍染)
(ほんあい・たん)

この色は、工業染料では染めていません。
日本古来より受け継がれてきた、植物由来の天然藍のみを使用しています。

そしてこの淡さは、「薄く染めた色」ではありません。
藍は、一度で染まる色ではない。染め、空気に触れ、再び染める。

その工程を何度も繰り返しながら、職人が生地の状態を見極め、あえて深く入れ切らないところで止めています。

100年以上続く歴史と技術の中で、培われてきた判断です。
同じ日に、同じ藍甕で、同じ手順で染めたとしても、まったく同じ色は二度と生まれません。

わずかな温度差。湿度。藍の発酵状態。生地が藍を吸い込む、その瞬間“癖”。

それらすべてが重なり、一着ごとに異なる表情を宿します。
似ていても、同じではない。それが、この淡色の本藍です。
そして藍は、着た瞬間が完成ではありません。
洗い、触れ、陽に晒され、時間を重ねることで、静かに、確実に変化していきます。
それは褪色ではなく、時間が刻まれていく証。

古来より藍は、衣服として、生活として、そして守りの色として、日本人の暮らしの中に在り続けてきました。

この一着には、その文化と時間が、すでに染み込んでいます。
新品が完成形ではない。着続けた先に現れる、あなただけの本藍。

世界に一着だけの色として、育ててください。

本藍 濃 (天然藍染)
(ほんあい・のう)

この藍は、一度や二度の染めでは辿り着けません。

本藍(濃)は、手間をおしまず何度も何度も染め工程を重ねた色です。

使用しているのは、植物由来の天然藍のみ。工業染料は一切使っていません。

職人が一枚ずつ、藍甕の状態、生地の表情、その日の湿度や気温を読み取りながら、染め、空気に触れさせ、再び染める。
そこにあるのは、レシピでも、数値でもなく、長年積み重ねられてきた人の感覚だけ。

同じ色を出そうとしても、まったく同じにはならない。
それは失敗ではなく、天然藍という素材が持つ本質です。

濃く、深く、沈んだ藍。しかし重くなりすぎず、MEGA WEAVE天竺の面と量感が、静かな緊張感を保ち続けます。

洗濯と着用を重ねることで、色はわずかに変化し、奥行きはさらに増していく。

それは退色ではなく、時間が表面に現れた結果。

古来より藍は、衣服であり、暮らしであり、身を守る色でした。
この一着は、その文化と時間を、現代に引き継ぐためのもの。

新品が完成形ではありません。
着続け、重ねた時間の先に、あなただけの本藍(濃)が現れます。

似ていても、同じではない。世界に一着だけの色として、この藍を存分に味わってください。

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この記事を書いた人

川澄宗哉 / Souya Kawasumi

「18歳の自分は、縫えないデザイナーにだけはなりたくなかった」
── 縫製から、パターンへ、企画へ、そして今すべてを。──

文化服装学院卒業後、サンプル縫製会社、ANREALAGE、COMME des GARÇONS、UNDERCOVER、Hollywood Ranch Market / BLUE BLUE、45RPMで研鑽を積んだ。

2026年、好きな服を捨てなくていい世界を作るブランド SOUBI®を創業。

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