Philosophy
なぜ、この一着なのか。
私たちがつくるのは、流行の中心にある服ではありません。日常で長く使われ、時間とともに価値が深まっていく——そういう「用の美」を持つ一着です。素材、染め、裁断、縫製。見えにくいところにこそ手をかけ、声高に語らない贅沢を目指しています。
Longevity
長く着るほど、正しくなる。
普遍的であること。長く着られること。作り手の想いが宿っていること。経年は劣化ではなく、着る人とともに育っていく過程だと考えています。襟ぐりの交換や上書き染めといった「つくろい」まで含めて、一着の時間に責任を持ちます。
The maker
作り手のこと。
縫製、パターン、デザインを一人でこなしてきた二十年。つくることはできても、その価値を正しく伝える術を、まだ十分に持っていませんでした。それでも、究極の無地という一点だけを追い続けてきました。万人のための服ではありません。けれど、わかる人には深く届く——そういう一着を、これからも。
The name
装備、という名前。
SOUBI=装備。身を守り、日々をともにする道具としての服。戦国の甲冑が用いた濃紺「勝色(かついろ)」を差し色に選んだのも、実用と祈りが重なる日本のものづくりへの敬意からです。飾るための服ではなく、生きるために身につける服。その重みを名前に込めました。
